TechCrunch Disrupt で注目を集めた「QUEST.LI」がいよいよローンチ

Questli

今年の9月にサンフランシスコにて開催されたTechCrunchのローンチカンファレンス「TechCrunch Disrupt」におけるメインイベント「Startup BattleField」 にて優勝したのはオンライン上で仮想のパーティーを楽しめるイスラエルのスタートアップ「Shaker」でした。

また、DisruptではBattleField出場者以外からも、2日間ある展示ブースの出展者の中から1日1スタートアップのみ、オーディエンスチョイスという来場者の投票によってその日最も表を集めたスタートアップがBattleFieldと同じ土俵に立つことができます。その幸運な2組のうちの1つがこのロシアのスタートアップ「QUEST.LI」でした。

 

Questlicom

「QUEST.LI」のタグラインは「Secret Treasure Hunting Games in Real Life」。誰でも簡単にリアルライフ(場所)に沿ったQ&A(クエスト)を作ることができ、ユーザーはそのクエストをクリアすることによって報酬やポイントを獲得できるリアルライフゲームアプリです。今週ようやくローンチしたので早速使ってみました。日本のAppStoreからもダウンロード可能です。

発想はFoursuqareに近いですね。リアルライフの移動を「チェックイン」と「称号(バッジ)」「競争(ソーシャル)」によってゲームにしたのと同じコンセプトです。ただ明らかに違うのは「クエスト」というQ&Aをベースにしたお題と、それをクリアすることによって得られる「報酬」です。現在見た感じは無料のクエストばかりですが、報酬付きのクエストはこれからでしょうか。報酬にはPayPalを利用していますね。

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ロゴの耳を引っ張るとメニューがせり上がるという斬新なUIが特徴のiPhoneアプリ。

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場所にひもづいたクエストもあれば、こういった普通のQ&Aみたいのもあります。

ざっとサービスを眺めて、参考になりそうなポイントを3つまとめてみました。

 

1.明確なビジネスモデル

実際にDisruptに参加して、特にスマートフォンアプリのサービスにおいてはビジネスモデルはもちろんありつつも「本当に?」みたいなものもあったのですが、「QUEST.LI」の場合は単純明快でリアリティのあるビジネスモデル。このクエスト(Q&A)形式のコンテンツは、企業のブランドエンゲージメントととても相性がいいです。例えばBMWのクエストがあって、Q&Aが3〜5問。社名の由来は?とか新車の発売日は?などのクエストをクリアしたユーザーはよりBMWのことが詳しくなってかつ報酬をゲットできる。もちろん報酬の原価は企業(この場合BMW)。これが「QUEST.LI」のビジネスモデルです。ただ、「QUEST.LI」が単なるQ&Aプラットフォームと異なるのはモバイルベースで、O2O(Online to Offline)を実現している点ですね。なので「近くのBMWディーラーの看板の写真を撮ってください」みたいなクエストも可能。そう考えると「SCVNGR」に近いですね。実際SCVNGRは日産コカコーラとのプロモーション事例は有名です。実際Disruptの会場でFounderのDanil Kozyatnikovにも聞いたのですが、大手パートナー企業をいかに早く集められるかがキモだと言ってました。

 

2.周到なローンチマーケティング

DisruptでのPRはもちろんですが、正式ローンチのタイミングでもしっかりとキャンペーンを仕込んでます。いわゆるプレゼントキャンペーンで、

①期間中最も友達を招待した人にMacBookAirなどをプレゼント

②最も評価の高いクエスト作成者を週ごとにKindle FIreプレゼント

と「バイラルの仕組み」と「コンテンツの拡充」に焦点を当てたバランスの良いキャンペーン。Webサイトもしっかり作り込んでます。こうやって進捗の「見える化」はキャンペーン参加率を確実にUPさせますね。

Prize

 

3.国境を越える

Startup BattleFieldで優勝したShakerはイスラエルのスタートアップ。実はオーディエンスチョイスで選ばれたもう1組のスタートアップも以前紹介した「CardFlick」というサービスで、こちらもイスラエルのスタートアップ。そして「QUEST.LI」はロシアのスタートアップ。もはや国境は関係ありませんね。シリコンバレーを拠点として戦うのはメジャーリーグで戦うようなものなので、もちろん国内で成功するよりも難しいと思います。ただグローバルにサービスを展開する舞台に立つというのは、昔に比べたら圧倒的にハードルが低くなったのは事実。こうやって北米以外のスタートアップがしっかりとTechCrunchの舞台で結果を残しているので、引き続き広い視野で頑張りたいと思う次第です。

 

最後に、「QUEST.LI」のプロモ動画。音楽とマッチしていて良いですね。

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